漢方でカラダケア2

リンクユニット

前回の続きです。残り4タイプの紹介です。
「漢方をはじめよう」
杏仁美友監修 成美堂出版
中国 漢方

陰虚

このタイプの人は「水」が足りないです。
水が不足すると便秘や乾燥肌になり精神的にも不安やイライラが続きます。
ミネラル分を多く含むものを取り入れ、規則正しい生活を送ることが大切です。
手足のほてり、のぼせ、便秘、肌の乾燥に気を付ける必要があります。
長芋、百合根、クコの実、松の実、はちみつなどを積極的に取りましょう。

水毒

このタイプの人は「水」が滞っています。
水分代謝が悪くなってうまくカラダを巡らない状態です。
頭が重くなったり、むくみが出やすくなります。
冷たいもの、甘い物は控えて胃腸を丈夫にする食材や
利尿作用のあるものを取り入れることが大切です。
体が重い、冷え、むくみ、食欲不振、めまい、耳鳴りに気を付ける必要があります。
しそ、生姜、はと麦、小豆、昆布、コーンなどを積極的に取りましょう。

このタイプの人は「熱」を生みやすい状態です。
体の機能が高まりすぎて余分な熱を生み、体の水分が消耗されます。
体を鎮静させるため香辛料やお酒は控えましょう。
便秘、ほてり、口の渇き、多汗症、ニキビ、アトピーに気を付ける必要があります。
緑豆、トマト、きゅうり、冬瓜、ゴーヤなどを積極的に取りましょう。

このタイプの人は「熱」が足りないです。
手足が冷え、クーラーが苦手、風邪をひきやすく水太りになりやすいです。
新陳代謝が悪く冷え性なのでカラダを温めることが大切です。
カイロや入浴でカラダを温め、スポーツで筋肉をつけて基礎代謝をあげましょう。
風邪、肩こり、頭痛、むくみ、肥満、生理痛に気を付ける必要があります。
生姜、ねぎ、にんにく、しそ、山椒、唐辛子、えびなどを積極的に取りましょう。
いかがでしたか。私は「気虚」で、あとは「水毒」と「寒」かな。
食べ物も気を付けて取り入れてみたいですね。
では食べ物の特性を見てみましょう。
「五味、五性、帰経」があります。
漢方では食べ物と臓器が深く関連していると考えます。

五味

酸、苦、甘、辛、鹹の五つの味のことです。
・酸味
収れん作用があります。関連深い五臓は「肝」です。
梅、レモン、みかん、柚子、酢、ローズヒップ、サンザシなどの食材です。
・苦味
排泄、消炎作用があります。関連深い五臓は「心」です。
緑茶、銀杏、筍、蓮の実、みょうが、ゴーヤなどの食材です。
・甘味
滋養強壮作用があります。関連深い五臓は「脾」です。
なつめ、ハチミツ、大豆、豚肉、牛肉、かぼちゃ、米などの食材です。
・辛味
発汗作用があります。関連深い五臓は「肺」です。
生姜、ネギ、しそ、唐辛子、こしょう、にんにく、にらなどの食材です。
・しょっぱい味
柔らかくして出す作用があります。関連深い五臓は「腎」です。
岩塩、しょうゆ、味噌、海藻、エビ、イカ、あさりなどの食材です。


五性

寒、涼、平、温、熱の五つの性質のことです。
・寒性
鎮静・消炎作用があります。熱タイプ、陰虚タイプにおすすめです。
あさり、昆布、塩、大根、バナナ、ウコン、柿、かになどの食材です。
・涼性
のぼせが出やすい人におすすめです。
きゅうり、菊花、セロリ、トマト、冬瓜、白菜、はと麦、ほうれん草などの食材です。
・平性
虚弱体質や子供、老人など体力がない人におすすめです。
黒ゴマ、長芋、クコの実、梅、うるち米、小豆、じゃがいも、にんじんなどの食材です。
・温性
寒タイプ、気虚タイプにおすすめです。
あじ、イワシ、エビ、かぼちゃ、栗、くるみ、黒砂糖、さけ、しそなどの食材です。
・熱性
風邪をひいて寒気がするときはおすすめです。
山椒、シナモン、こしょう、唐辛子などの食材です。

帰経

肝、心、脾、肺、腎の五つの臓器のことです。
・肝
肝臓が弱っている時は酸味を取るとよいです。
肝機能が低下しているとストレスによる下痢、便秘、生理中、目の充血、爪の傷みなどが
症状として現れます。
あさり、しじみ、セロリ、金柑、いか、トマト、レバーなどが肝に効く食材です。
・心
心臓が弱っている時は苦味を取るとよいです。
心機能が低下していると動悸、息切れ、不整脈、物忘れなどが症状として現れます。
舌や顔の色に変化が出やすいです。
小麦、なつめ、蓮の実、百合根、ウコン、緑茶、すいか、卵などが心に効く食材です。
・脾
脾臓が弱っている時は甘味を取るとよいです。
脾機能が低下しているとむくみや下痢が出やすくなります。
高麗人参、長芋、なつめ、うるち米、さつまいも、かぼちゃなどが脾に効く食材です。
・肺
肺が弱っている時は辛味を取るとよいです。
肺機能が低下していると肌がかさついたり花粉症などのアレルギー症状を出します。
高麗人参、しそ、長芋、はと麦、松の実、くるみ、たまねぎなどが肺に効く食材です。
・腎
腎臓が弱っている時は塩辛い味を取るとよいです。
腎機能が低下していると筋力の衰え、足腰が弱くなり、耳鳴り、白髪などが現れます。
黒ゴマ、クコの実、長芋、羊肉、うなぎ、あわび、くるみなどが腎に効く食材です。
面白い考え方ですよね。
味と食べ物と臓器の関係性です。
でもこれ先人達の知恵の結晶ともいえるものです。
有難く拝借して気持ちよく過ごすのに役立てたいです。


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