熱中症には経口補水液、熱中症予防にはスポーツドリンク

リンクユニット

梅雨がなく、すぐ夏になってしまった
今年の夏ですが、真夏日が続いてますね。
早くも夏バテしてしまいそうな勢いです。

だるいシロクマ

広告
336_280

熱中症は怖い病気

総務省消防庁は18日、9日から15日までの1週間に搬送された熱中症患者が
全国で9956人になったと発表しています。
猛烈な暑さが続いていることが影響し、
前週の3.7倍に急増し、搬送患者のうち死亡者が12人となっています。

また屋内だからと安心していると、熱中症になっていることがあります。
この暑い夏、熱中症は要注意です。

熱中症とは、高温多湿の環境下で体内の水分や
塩分のバランスが崩れたり、体温調整機能が
うまく働かなくなったりすることによって発生する症状のことです。

熱中症はめまい・立ちくらみ・筋肉がつるなどの軽症のものから、
吐き気や倦怠感、重症になると意識障害などが起こります。

毎年死亡者も出ているので「熱中症は怖い病気」と覚えておきましょう。

・熱失神
高温・多湿の環境下では、人の体は
体温を下げようとして大量に汗をかきます。
そして体温を下げるために血液が体表に集中して
脳への血流が減少してしまい、めまいや立ちくらみ、
頭痛、吐き気などの症状が出ます。

・熱射病
高温・多湿の環境下では、脱水症状が起こると
体温の調節機能に異常が起こります。
汗が止まることで体温が上昇し、皮膚が乾燥し、
吐き気や頭痛などの症状が出て、酷い場合には昏睡状態に陥ります。

・熱痙攣
大量の汗をかくと、体内のミネラル分が失われます。
汗をかいたからと水だけを飲んだ場合、血中のナトリウム濃度が低下して、
手足のけいれんや筋肉の硬直などにつながってしまいます。
夏場にスポーツ飲料の摂取がすすめらているのは
血中のミネラルバランスを整えるためです。

・熱疲労
多量の汗をかくことで脱水症状が起こり、全身の血液量が減少し、
倦怠感や吐き気、嘔吐などの症状が出ます。

屋内でも熱中症になる

救急車の要請があった場合の発生場所としては、
自宅などの敷地内の割合が43.1%と、一番多いというデータも出ています。
やはり屋内だと油断してしまいますよね。

室温30度以上、湿度が60%を超えると熱中症が起こりやすくなります
入浴すると約800mlの水分が失われてしまいます。
この脱水によって熱中症を引き起こす危険性もあるので、
入浴前後の水分補給は忘れないようにしましょう。

発汗以外にも皮膚及び呼気から水分を失っています。
これは不感蒸泄と呼ばれ、意識しなくても起こることですので、
汗をかいていなくても水分補給は必要となります。

例え屋内にいても、一生懸命話すだけで水分がずいぶん失われているのです。

とくに、高齢者はトイレの回数を気にして水分摂取を
控えてしまうことがあるので、夏場はトイレ回数は気にせず、
水分はこまめに摂取しましょう。

また幼児は体温調節機能が十分発達していないため、
周りの大人が気遣う必要があります。
晴れた日には、地面に近いほど照り返いしなどで気温が高くなるため、
幼児は大人以上に暑い環境にいます。
寝ている間にも一晩で
コップ一杯分もの水分が汗として体から失われてます。

「コップや湯飲みに1杯を1日に8回」を目安にして
お茶でも牛乳でも好きな飲み物を取ります。
ただしコーヒー、紅茶、緑茶などカフェインの多いものや
ビールなどのアルコール類は利尿作用があり、
尿で体外に排出される水分も増えるので注意が必要です。

そうは言っても冷えたビールが飲みたいという時は、
同量の水分も一緒に摂るようにしましょう。

喉が渇いたなと思う時には体重の2%程の水分を失っていて
軽度の脱水状態脱水症状が始まっています。
喉の渇きを感じる前にこまめに飲んで下さい。

汗には塩分(ナトリウム)などの電解質(イオン)が多く含まれているため、
水だけでなく塩分の補給も必要です。
0.1%~0.2%の食塩水やイオン飲料、経口補水液を摂るようにしましょう。



熱中症になりやすい人

スポーツは30分に一度の風通しが良い、
日陰で休憩することが重要です。
また個人差や体調にもよるので少しでも気分が悪くなったら
自分で休憩を調整することが大事になります。

外出する時は、帽子をかぶる、日傘をさすなどして、
なるべく直射日光にあたらないようにしましょう。
できればペットボトルや水筒を持ち歩いてこまめに水分を補給しましょう。

その日の環境や体調、体質によって熱中症の症状は違います。
昨日は大丈夫でも、今日は大丈夫ではないかもしれません。

熱中症になりやすい人

・体調を崩している
自分の体温を調節する機能が低下しています。

・水分補給が足りない

お茶やアルコールには利尿作用があります。
飲物の種類にも気を配りスポーツドリンクを選びましょう。

・睡眠時間が足りていない
疲れがたまっていたり、体力が落ちていることがあります。
夏場の疲れも溜まっています。
残業は避け、夜更かしもしないようにしましょう。

・二日酔い
普段の環境下でも、脱水症状の状態です。
いつも以上に水分補給を心がけましょう。

・肥満の人
軽い動きでもエネルギーの消費量が大きく、汗をかきやすかったり、
熱も発生しやすく、脂肪が体温を閉じ込めてしまい熱がこもります。

・スポーツする人
スポーツをすると通常時より汗をかいたり、喉がかわいたりします。
屋内でのスポーツをする時も気を付けましょう。

・キッチンで火を使う人
キッチンは普通の部屋より狭く、火を使うと部屋ごと暑くなります。
夏場の料理では汗もかきますので、水分補給は必要です。

・高齢者、子供
高齢者は温度も感じにくくなっています。汗をかかなくても
水分は排出されているのでやはりこまめに水分補給しましょう。
子供は地面に近いので照り返し等で余計に暑さを感じています。

・屋外で働く人
屋外で働く人は、帽子や長袖で直接日が当たらないようにしてください。
またこまめに日陰で休憩し、水分補給しておきましょう。
体力がある人でも自信過剰にならないように。

また、急に暑くなった日や
まだ体が暑さに慣れていない時は注意が必要です。
通気性の悪い衣服や保護具を着用する際も
熱がこもりますので注意してください。

水

それでも熱中症になったら・・・

◆涼しい場所へ避難させ、風通しのいい日陰や
クーラーが効いている室内に移動しましょう。

◆衣服を脱がせ、体を冷やす。服を緩め、うちわや扇風機等で冷やす。
氷嚢があれば首筋や脇の下、大腿部の付け根を冷やします。

◆水分・塩分を補給する。汗で失われた塩分も適切に補える
スポーツドリンクや経口補水液などが最適です。

経口補水液とスポーツドリンクの違い

経口補水液の起源は、感染症に対処するため発展途上国で成功した
「経口補水療法」にあります。

口から水分や電解質を補給する方法で、
点滴と違って器具や技術が不要な治療法です。
脱水症状を改善するためには、病院で点滴をすると一番です。

しかし病院に行けない時や病院に行くまでの
応急処置として経口補水液は有効です。

点滴液をヒントに誕生したのが
ポカリスエットなどのスポーツドリンクです。
大塚製薬の研究員がメキシコに出張した際、
おなかを下して現地で入院した経験をもとに生まれています。

日常生活の中で発汗などにより失われる水分と
電解質を速やかに補給する飲料として開発されてました。

そのためスポーツドリンクのナトリウムや
カリウム、マグネシウムなどの電解質は、
汗の成分に近い組成となっています。

運動の後やお風呂上がり、乾燥した室内で
水分と電解質が失われたときなどに飲みます。

つまり、健康な人が失われた汗の水分を補給するのに飲むのが、スポーツドリンクです。
軽度から中等度の脱水状態の人が水分を補給するのに飲むのが、経口補水液です。
この差は覚えておきたいですね。

経口補水液は、健康な時には飲みにくいものです。
でも、脱水状態時などのときは飲みやすく感じるようです。

ただし塩分が非常に高いため、飲みすぎると塩分過多になる可能性があります。
高血圧、糖尿病などの塩分やカリウムに
摂取制限がある人は飲みすぎないようにしましょう。

経口補水液の作り方

熱中症の水分補給には、経口補水液です。
経口補水液の黄金比は、水1Lに対し、Na:ブドウ糖=1:1~2の濃度比(モル/L)です。

飲みにくいからといって勝手に
この比率を変えてしまうと効果がないのでこの比率は守ってください。

作った経口補水液は、雑菌が混ざって傷むおそれがあるので、
その日のうちに飲み切ってください。
ただし高血圧、糖尿病などの治療中で食事療法をしている人は
飲みすぎないようにしましょう。

・経口補水液のレシピ

材料 分量
水  1L
砂糖 大さじ4.5(40g)
塩  小さじ1/2(3g)

どうしても飲みにくさを感じる場合は、
レモンやグレープフルーツなどを絞って混ぜるといいです。
ただし飲みやすさを求めて果汁を入れ過ぎると
果物の糖分が追加され、塩分と糖分の比率が
変わってしまう可能性があります。

多くてもレモン半個分ぐらいが目安だそうです。
500mlくらいの補液を、1~2時間くらいかけて、ゆっくり飲みましょう。

スポーツドリンクの作り方

市販のスポーツドリンクにはびっくりするくらいの糖分が入っています。
なんと3gのスティックシュガーが11本分です。
これは糖分取りすぎですね。

味は落ちますが1.5倍くらいに薄めて飲むのが体にもよい飲み方です。
虫歯にもなりにくいですね。

汗をかいて塩分不足の状態で、
塩分の少ない水やスポーツドリンクをたくさん摂ると
体液のバランスが崩れて水中毒になることもあるようです。

水中毒とは水分を摂取しすぎることにより起こる中毒症状で
低ナトリウム血症を起こしやすくなります。

細胞が水分で膨らんで塩化ナトリウムの濃度が下がると
血中の塩分濃度も下がり、軽い疲労感や頭痛、嘔吐など
重いものだと精神疾患や昏睡、痙攣などを引き起こし、
最悪の場合死亡することもあります。
気を付けましょう。

・スポーツドリンクのレシピ
材料    分量
水     1L
砂糖    大さじ6(54g) or ハチミツを大さじ3~4
塩     小さじ1/4(1.5g)
レモン果汁 50mL(※お好み)

塩の量については、
1Lあたり小さじ1/6(1g)~小さじ1/2(3g)の範囲にしてください。
特に発汗量の多い夏場では
塩を多めにすることをおすすめします。

糖分は濃度が高いと「浸透圧」が高くなり水分の吸収が悪くなりますが、
一方で水分の吸収を促進するはたらきもありますので、
薄めすぎもよくありません。

砂糖の量については
1Lあたり大さじ4.5(40g)~大さじ9(80g)の範囲にしてください。
長時間の運動を行う場合には
エネルギー補給のために砂糖を多めに入れることをおすすめします。

またリンゴジュースを使ったドリンクもオススメです。

・リンゴジュースのレシピ
材料       分量
りんごジュース  500mL
水        500mL
塩        小さじ1/4 (1.5g)

暑い夏に負けずに
経口補水液とスポーツドリンクの違いを認識して摂取しましょう。

熱中症はなめてはいけません。
十分に水分補給に気を付けてください。



こんな記事も書いてます。

さあ、暑くなってきました。今年も夏はきつそうですね。 そんな暑さに対抗するためにオススメしたいものがあります。 夏を涼しく乗り切...
0
広告
336_280
336_280