究極の靴を作る靴職人に密着

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革靴

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こだわりの靴作り

「クレージージャーニー」です。
今回は靴作りの旅、山口千尋さんです。

靴ってみんなきっちり計って買っていないし、
履きやすく脱ぎやすいものを選んでしまうので
正しいサイズの靴を履いている人は少ないといいます。

でも実際スニーカーでも靴紐をばっちりしめると
靴と足が一体化するのを感じられます。

これが正しい靴の履き方ですね。

さて、こだわり派の山口さんは、靴は消耗品ではないといいます。
一生ものだというんです。

そこで靴を1足作るのに半年かけます。
高い物は100万円かかりますが、
メンテナンスをしっかりすれば一生履けるものです。

イギリス留学で山口さんは考えを変えさせられ、
日本人初のギルド・オブ・マスタークラフツマンを取得しています。

山口さんのこだわりを見せてもらうのに
今回はMCの松本さんの靴を作ります。
実際に半年かけて作ってもらっています。

山口さんのお店は銀座の革靴専門店「ギルド」です。
オーダーメイドのみかと思いきや、お店には靴がたくさん並んでいます。

山口さんのインタビューはこちらに載ってます。
すごい方なんですね。
ピカピカの靴は本当に芸術品です。

ENRICH https://www.enrich.jp/style/sc/20170824-27625



山口流こだわり靴作り工程

1.ヒヤリング

今回作ってもらう松本さんはクロックスばかり履いているようです。
そんな松本さんに山口さんはヒヤリングを始めます。

結果、スチールグレーのショートブーツになります。
紐が苦手なのでファスナーがついてるタイプです。

2.採寸

続いて足の採寸です。
だいたい左右で0.5cm違う人が多いようですが、
松本さんは1cmも違いました。

そしてペドカルテという付箋を使って足を計測します。
足の甲にも線をひいて計測を続けます。
最後に石膏で型取りします。

クロックスをはいてる松本さんのかかとは
ツルツル、と山口さんもお墨付きです。

3.木型を作る

あのよく見る木型を作ります。
いろんな見たことない道具をつくって木型を削っていきます。

先日測った足のデータと測った時に触った感触で作っていきます。
削っては確認を12時間続けて完成です。

木型

4.仮靴を作る

山口さんは2種類の仮靴を作ります。
1つはプラスチックのフィットシェルというもの。
木型にビニールをかぶせた形で空気を抜いて作ります。

もう1つは革性の仮靴です。

そして計測したデータと石膏の数値にズレがあることがわかります。
計測している時に話しかけたり、
話に応じる時に体の向きを変えたり手を動かしたりすると
足も連動して動いてしまい正しい数値ではなかったかもしれないというのです。

出来上がったフィットシェルの仮靴を松本さんに履いてもらいます。

嫌な圧迫感はなく、フィット感はばっちり。
左右が違うという感覚がなく、お湯に足浸けてるみたい、と松本さん。

フィットシェルはOKだったので、次は革を使っての仮靴を作ります。

仮靴というにはしっかりした靴にみえますが、
これを松本さんに履いてもらって感覚を確認します。

松本さんに履いて歩いてもらいチェックします。
階段の上り下りもチェックします。
そして当たるところを仮靴に書いていきます。

仮靴をいったん脱いだところ、
いきなり山口さんが仮靴を切り始めました。
ちょっといきなりで怖いですが、
つま先部分をくりぬいて、履いた時の足の状態を確認します。

本当に足の状態をチェックし、確認してくれますね。

5.本靴を作る

まずアッパー部分を作り、それからソール部分を作ります。

ブーツの裏地ライニングを広げて、型紙を置いていきます。
そして外側にあたる牛皮を広げ裁断していきます。

切り出したパーツをきれいに縫い合わせていきます。
またかかとと甲の部分は癖づけをさせ
3日間なめらかなカーブを覚えさせます。

木型に革を張り付けて留め、同じ形状になるまで約2か月も保存します。
時間、かかりますね。

山口さんが松本さんに提案したオシャレなポイントは、
スキンステッチウィッチノーズです。

スキンステッチは、高度な技術が
必要な縫い合わせ方です。かかとなどに使われます。
分かる人には分かるオシャレな縫い方です。

もう1つ、ウィッチノーズというつま先です。
ちょっとゆがんだようなつま先になります。
私は苦手ですが、男性の靴だとかっこいいのかもしれません。

2か月後、ビニールを外して本靴を確認します。
山口さんも満足のものが出来上がりました。

6.完成

5か月かけて作った靴をいよいよ松本さんに履いてもらいます。

ウィッチノーズの部分がピカピカしています。
ブラウンにも見えますが、グレーなんでしょうか。

フィット感を確認します。
松本さんも大満足です。なんかブーツ履くとかっこよく見えます。

今回の靴は80万円です。
うん、かっこいい値段ですね。

でも本当に私も欲しくなりました。
だってストレスなく履けてるんですよね。
そしてかっこいい。
すごーく愛着湧きそうです。



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