「殺して生かす」花を愛するお花屋さん

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家にお花飾ってますか。
私はほんとにたまーに買って飾ったりしますが、
母の日とかに送る方が多いでしょうか。

ダリアダリア

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完全オートクチュールの花屋

今回は花で感動を与える東信(あずままこと)さんに密着です。

「お花屋さん」という感じには見えない外見です。
短髪ですが金髪ですし、口ひげに、白衣というより
短い白い特攻服を着ているように見えます。
真っ白ではなく、黒で花の絵なんかが描かれていますが。

完全オートクチュールというスタイルの花屋さんです。
注文が入ってから仕入れるという感じですね。
お花を無駄にしたくないという信念の持ち主なのです。

お店は南青山にあります。
店というよりオフィスですね。東信 花樹研究所といいます。

仕事場もスタイリッシュでパソコン並んでて、
名前のとおり研究所のような雰囲気ですが、
下の階のお店もシンプルなメタリックの
キッチンのような印象です。

奥多摩の奥の音を流し、湿度や温度も
徹底管理されていますが、全て花の為のものです。

衣服が白と黒なのも、
花の色をちゃんと見れるようにという心遣いです。
スタッフさんも白と黒の服です。

まず仕入れた花の水揚げをします。
これは大事な作業なので人に任せません。
鋭く切って、水の吸収をよくする作業です。

花によってはバーナーであぶったり、
茎を叩いてつぶした後みょうばんにつけて
花の吸水力を上げます。

これらの方法も昔からの方法だったり、
自分で編み出したものだったりで
全て独学だといいます。

驚くのは、元々バンドマンだった時
バイトで始めた花屋が始まりだということです。
22歳で始めたバイトから始まり
25歳でオートクチュールの花屋を始めます。

なぜオートクチュールかというと、
売れない花は捨てなきゃいけないことが嫌だったといいます。
確かにフラワーアレンジメントなどは
本当に花が好きだと続けられないと聞きますね。
やっぱりお花捨てなきゃいけないのはつらいです。

花を「殺して生かす」というのは文字通り
切り取ってきた花を東さんの手で命を吹き込んで生かすという意味です。

そして東さんが注文された花の制作に入ります。
だいたいは決めて仕入れているけれど
やはり花は生き物なので、花と対話しながら
手で考えて作り上げるといいます。

完成形が頭にあるのか、次々と花を選んで挿していきます。
出来上がりは本当にキレイで豪華です。
なんだろう、キレイです。
複数の色を使ってるのにごちゃごちゃしてません。
(当たり前か・・・)

また東さんは「枯れた後もキレイに」と考えながら作り上げます。
例えば1本の花が枯れた後、
その下から別の花が花開くように考えられています。
そんな先のことも考えているんですね。

早送りで作品の枯れ具合を見せてくれました。
右側の花が枯れた後、左から入れ替わりに
別の花が美しく咲くという作品です。

もう感嘆しかありません。

花の追及者・体現者

東さんが手がけた仕事には、
2012年のエルメスのウィンドウディスプレイや、
2018年に花のヘッドピースがパリコレで発表などがあります。

VOGUE UKの表紙を飾る
リアーナさんの顔回りの花も手掛けています。
ここでMC松本さんが
「親父も棺桶でこんなんやった」というので笑ってしまいました。

確かに亡くなった人の棺の中は
顔回り中心に花で飾りますよね。
東さんが「究極の花のデコレーションは棺桶の中」という話をしてました。

その他にもコペンハーゲンのアイスエイジという
バンドのPVの花を作ってたりします。
本当に幅広いですね。
お花屋さんの枠に留まっていません。



花瓶持ち込みオーダーは難易度高

バーを経営している保科さんからのオーダーです。
バーに置くという花瓶はシンプルな口すぼみ
ビーカーのようなばかでかいものです。

赤を基調としたお店ですが、バーだからちょっと暗いですね。
ポップな色合いで、そしてばかでかいので、
水の入れ替えが簡単なものと依頼されます。

確かにこれだけでかいと水入れ替えるの大変そう。
これは素人目にも難しそうなオーダーです。
東さんも難しい注文に「ドキドキする」といいます。

やっぱりこういうちょっと難題を
ふっかけられると、腕が鳴るってもんですよね。

そしてなんと花瓶の中に小さい花瓶を入れることで
水替えを簡単に、そしてその部分は
しなだれる花たちで見えないように仕上げてありました。

これには保科さんも感動して興奮しきりです。
本当に豪華なお花たちです。
まるでバーの壁から生えてきてるように見えます。

そんな東さんが記憶に残る難しい注文とは「犬小屋」です。
葉っぱだけで作った犬小屋。
見た目はジブリっぽくてかわいいです。
私は好きですが、犬は好きでしょうか。

お水を上げれば枯れずに育つ葉っぱを使っています。
入口上に食虫植物を置いてたり工夫が見られます。

やっぱりこういう難題もワクワクするという東さん。
すごいですね。

花の表現者

お客様に合った花を作り上げるお花屋さんでもある
東さんですが、花の表現者・研究家でもあります。

例えば宇宙空間に花をバルーンで打ち上げたり
深海に花を沈めてみたりして
写真や映像で残して研究しています。

宇宙での花たちは、合成写真のようで夢のようにキレイです。
周りで少し散って砕けてしまっているのは、
マイナス60℃で凍ってしまったからだといいます。

これに対してMC松本さんが
「本来の花火ですね」とコメントすると
MC陣は歓声の声を上げ、今日は痺れるコメントが多いと絶賛です。

深海に沈めても、花はキレイにまとまったままの姿を保ち、
横で魚が泳ぐ映像はちょっとシュールな感じです。

また10万本の花を地面にしきつめて、
枯れて地面に還るまでを撮影したりもしています。

湖の上に作品を作り、水をつけて凍らせたり、
イカダの上に作品を作ったり、廃墟と花をテーマにしたりしてます。

今回の挑戦はタイで
「作品」と「人」をテーマに作ってみたいといいます。

タイの花市場で作品を作る花を仕入れます。
東京ドーム17個分の広さもあります。すごく広いですね。

蘭のバンダ、デンファレはタイを代表する花で
今回使いたいと語ります。
もう花の種類多くて、私ついていけません。
さすがプロはぽんぽん名前出てきますね。

市場の花はさすがに、採れ立てで品質がよいようです。
そんな中、東さんは大人買いです。
店の欲しい種類の花を全部買いです。
すごい、どんな大作作るんだ。

もうトラックの荷台に
ぎっしりの花を買い占めました。
そして人が賑わうナイトマーケットの
道の真ん中に作品を作ります。

夜になって作品完成です。
大きな蘭を中心に作った作品です。人の2倍の高さはあります。
本当に南国の色でキレイですね。
タイを代表する蘭がぎっしりです。

そして東さんは作品に満足すると
できあがった作品から花を抜き取って、道行く人に配っていきます。

これが花と人なんですね。
人が集まってきて、花を取っては持ち帰り始めました。
10分で作品はなくなってしまいました。
でもみんな笑顔!これを求めていたんですね。

人を笑顔にする仕事、ステキです。

アーティチョークアーティチョークの花

MCを花で例える

東さんにMC陣を花で例えてもらってます。
これは興味深かった。

・設楽さん
爽やかなんだけどSっ気があるので
「球根のついたままのチューリップ」

確かに人当りのよい花なんだけど、
球根つきっていう2面性ありですね。

・小池さん
妖艶でかっこいい女性
「赤と黒のダリア」

これはイメージありますよね。豪華でキレイな、
しかも赤と黒。うん、イメージ通りです。

・松本さん
「アーティチョークとオオオニバス」
いかつい蕾なのに花はキレイ、でもすごい独特な
ニオイのアーティチョーク。あれ食べるやつですね。

オオオニバスは蓮なんだそうですが、
花なの?という独特な見た目。

さすが松本さんですね。
やっぱり枠外の独特なんですよ。



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