砂出しって時間かかるし面倒ですよね。
塩分濃度が高い水だとアサリは死んでしまったりするようです。
でも実はアサリにはすごい力があったのです。

アサリはサプリの集合体
「美と若さの新常識 カラダのヒミツ」では
最近わかったあさりのパワーを特集しています。
アサリは100g当たりのエネルギーは30Kcalと低カロリーですが
タンパク質は6.0gとアミノ酸豊富で
マグネシウムも100mgとミネラル豊富です。
ビタミンB群は豊富で、
ビタミンB12は52.4㎍と牛レバー並みです。
亜鉛、鉄、マグネシウムは代謝アップや便秘改善につながりますし
ビタミンB12は疲労回復に効果があります。
「うるツヤ肌」になってる
一番びっくりしたのは、1日100gアサリを25日間食べる実験をした
芸人・納言の薄美幸さんの肌です。
食べる前の肌の水分量は34%でした。
それが実験後の肌の水分量が47%までアップしてたんです。
ところがこの数値を見る前から分かってしまったんです。
なんていうかお肌がツヤツヤしているのが
結果発表前に目で見てわかったんです。
すごくないですか?
テレビで見てわかるくらいの差ですよ。
これはアサリが、海水の塩分濃度が高くなると
浸透圧で細胞から水分がぬけてしまうため
グリシンを合成し浸透圧を解消します。
グリシンはコラーゲンの主成分になります。
また、睡眠の質もよくなり、成長ホルモンを分泌し
肌のダメージを修復してくれるのです。
これは海のサプリといっても過言ではないでしょう。
肥満抑制効果もある
そして数値がすごく出たのは、「中性脂肪」です。
これ、健康診断でも気になる数値ですよね。
アサリには肥満抑制効果もあるんです。
アサリは干潮になって海水が引いてしまうと
酸素不足で体力を失います。
そしてコハク酸という物質を貝殻の中に作り出すのです。
苦しい時にすごいですね。
そしてこのコハク酸を体内に吸収して
エネルギーとするため、干潮の時間帯を乗り切ることができます。
そしてこのコハク酸はうまみ成分でもあり
肥満抑制の成分なのです。
まずコハク酸は小腸で、肝臓へ信号を送り
血糖値を下げる作用があります。
また褐色脂肪細胞を活性化するので、脂肪が燃焼されます。
薄さんの中性脂肪の数値は、実験前165mg/dlだったのに
78 mg/dl まで下がっています。半分ですね。
基準値は30~149 mg/dl です。
スーパーアサリの作り方
さて、どうせ食べるならコハク酸たっぷりの
スーパーアサリを食べてダイエットしつつ
うるツヤ肌を目指したいですね。
1.3%の塩水を作ります。(水1Lだと30gの塩)
2.アサリを塩水に浸し新聞紙をかぶせ3時間放置します。
3.水で洗って空気に3時間さらす。
キッチンペーパーを濡らして上にかけておく。
(干潮状態にする)
※冷蔵庫だと代謝が抑えられコハク酸がたまりません。
常温で空気にさらしてください。30度くらいなら大丈夫だそうです。
こうして6時間かけると
グリシンは1.7倍、コハク酸は5倍にもなるスーパーアサリの完成です。
ちょっと手間ですが、一度にやってしまって
100gずつ小分けにしてジップロックなどに入れて
3日以内に食べる分は冷蔵庫へ、それ以外は冷凍庫へ保存できます。
これはいい情報ですね。
1度に大量やっておけば、後はらくちんです。
大アサリもおすすめ
番組では大アサリと呼ばれる
本美之主(ホンビノス) 貝 も紹介されていました。
大アサリというにはだいぶ大きいですが
お値段的にはお安いのです。
外来種なので、あまり馴染みがないのですが、
安くて大きくて味もしっかりしています。
今回番組で栄養成分を解析していました。
グリシンはアサリの方が少し多いですが
コハク酸でいえばホンビノス貝が5倍以上あります。
大きいので食べでがあってよさそうです。
見つけたら食べてみるといいかもしれません。
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