戦国時代からコスプレ好きな日本人|ハロウィンが根付いた訳

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もうすぐハロウィンですね。
これは西洋の習慣で、なかなか日本に根付くのに時間がかかりました。
でも考えてみれば、ハロウィンがなんだろうと関係ありません。

元々、ちょっとシャイな日本人が、
「この日はハロウィンだから仮装してオッケー!」となって
大人も堂々と仮装ができるのです。

そして戦国時代からお祭りはみんな大好きです。
そしてコスプレも好きなんです。

ハロウィン仮装
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戦国時代のコスプレ

織田信長の頃には盆踊りも開かれていましたが
流行っていたのは風流踊りという仮装して踊る盆踊りでした。
信長は天人、家臣は赤鬼弁慶鷺(サギ)などに扮装したと「信長公記」にあります。

人は分かるんですよ、鷺は鳥ですよね。
なぜ鳥に仮装しようとしたのか。。。
チョイスが秀逸ですが、なかなかよく似合っていたようです。

信長は傾奇者(かぶきもの)の格好を好んでいたので
女物の着物も着ていました。
天人の仮装をして女踊りをしたようなので、
天女に近い恰好だったのかもしれません。

豊臣秀吉も仮装大会を開いています。
朝鮮出兵のため肥前の名護屋城にいる時「瓜畑遊び」を開催したのです。
当時に秀吉はもう日本を治める天下人ですから
仮装大会にも皆力をいれたようですね。

広い畑に瓜屋を建てて、瓜売りの真似をしたのが秀吉さん。
木製のザル売りが家康さん。
その他にも路茶売りや、老僧、漬物売りなどに仮装した人たちもいました。
お芝居のように仮装してアドリブで演じて見せて
その様子を大名や商人などが見物人となり楽しんだようです。

戦況が思わしくないので笑って空気を明るくしたかったのかもしれません。

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江戸時代のコスプレ

絵から見る高いコスプレ力

歌川広重の「東都名所 高輪二十六夜待遊興之図」では
左端にタコのかぶりものをしている人がいます。
高輪や品川の海岸で月の出を待つイベントのようですが、
なぜにタコ?!全身着ぐるみは熱意がすばらしい!

タコの着ぐるみ


「古代踊尽し 盆のおどり」では、笑ってしまうのが、
両手にスイカ持ってるのに
更に食べかけのスイカを頭にくくりつけて踊ってる人がいるんです。
いや、すごいですね。盛り上がってます。
食べかけのってところがすごいです。
踊り終わったら、外して食べるんでしょうか。。
見てみたい!

スイカ大好き


「豊国祭礼図屏風」では、南蛮人天狗タケノコに仮装してます。
豊臣秀吉の7回忌の祭典なのですが、
タケノコ・・・シュールですね。
しかし、親孝行な息子が母親の為に雪山へ上り
タケノコをみつけたという中国の物語からきているようです。

母親孝行の秀吉をタケノコで表現したのですね。
タケノコ・・。

南蛮服仮装に囲まれたタケノコ仮装


小澤華嶽の「蝶々踊図」では、豊作を願って
カタツムリカエル、蝶々やトンボ、スッポン、
フグやなまずらしきものもあります。
サギのような鳥やタコもいます。(タコ人気なのかな)
大根は豊作を願ってる感じが出ています。
それにしてもすごいコスプレへの力の注ぎようです。

生き物大集合!仮装して踊れ!


「ええじゃないか」という江戸末期の騒動の絵もステキです。
世直しを訴える民衆運動とされていますが、
画からは楽しそうな雰囲気が漂っています。
開き直っているのでしょうか。

七福神やキツネ、天狗などに仮装して踊っています。
「ええじゃないか」と連呼して踊ったそうですが、
これ、「ハッピーハロウィン」「トリックオアトリート」に替えれば
現代に通じるものがありそうです。

ええじゃないか、ええじゃないか


そして仮装するもののチョイスが角度鋭いですよね。
仮装するのに、大根ってチョイスしますかね?

室町時代には既に大黒様や恵比寿様に仮装した人が
風俗図に出てきているようです。

節分オバケ

江戸末期は、今に近いコスプレイベントがあります。
節分(旧正月)の前夜にある「節分お化け」というイベントです。
昭和初期までは行われていたようです。

男性が女装したり、女性が男装したり、小さな女の子が大人の髪型をしたり
老婆が少女の髪型をして寺社へ参拝します。

こちらは、「普段と違う姿に紛争して鬼や化け物を欺き、
福を呼び込むため」
という意味合いもあったようです。

関西が発祥ということで、
現在も京の街おこしで嵐電で「節分お化け」の臨時列車を運行したり
花街では舞妓さんや芸妓さんが様々な扮装をして楽しませてくれます。

そして関東の方でも「大江戸よしわら節分おばけ」という
イベントがあるようです。
こちらは異装コンテストです。
さすがにクオリティが高いですね。

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昔は花見もコスプレで

秀吉が「吉野の花見会」を開いたという話も残っています。
さすがの天下人、5日間で約5000人が参加したそうです。
徳川家康、前田利家は南蛮服で仮装、
伊達政宗は山伏の仮装をしたようです。

江戸時代の花見では、酔狂という仮装が流行っていて
武士が町人の仮装をしたり、思い思いの仮装をしていたのです。
桜の下で歌ったり踊ったりするのに、
仮装するとイベント性が増しますね。

花見の仮装は、昭和の始め頃まで残っていた風習です。
春のイベントである花見と仮装は、容易に結びつきますね。
いつもの自分と違う姿になってみたいという願望が
いつの時代にも、誰にでもあるものなのではないでしょうか。

変身願望ですね。
気づかない内に溜め込んでいた鬱憤やストレスを
解放したいという気持ちから、変身したいと願うこともあります。
実際、変身してみると気分がスッキリします。

日常の姿を一気に変えるのは、周りの目もあり
勇気が必要ですが、
こういうイベントがあると一歩を踏み出しやすいと思います。

ましてや、昔と違ってメイク用具も豊富で
100均ショップなどで工夫すれば、仮装も敷居の高いものではありません。
それになんだかんだ凝り性な日本人は、
仮装もクオリティが高くなっていきそうです。

思い切っていつもの自分とは違うキャラになってみるのも
日本のハロウィンの楽しみ方だと思います。



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