幸せの黄色い「イチョウ」と生き残る術

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イチョウ並木がキレイな季節ですね。
黄色は幸せな色なので、イチョウ並木を通ると幸せな気分になれます。

イチョウ並木
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幸せの黄色い「イチョウ」

背の高いスラッとした木が黄色に色づいて
道の両側に並んでいると画になりますね。

また落ち葉も形もかわいく、黄色い絨毯のようで
踏み分ける音もお気に入りです。(少しすべりますが)

イチョウは世界的にみても古い木なんです。
イチョウは寿命が数千年にも及ぶ、超長寿な木ですが
ジュラ紀に繁栄し、生きる化石ともいわれています。

氷河期に17種あったイチョウは1種を残して絶滅したのに、
その頃と変わらない姿のイチョウが今見れているのは奇跡ですね。
恐竜たちもイチョウの葉を食べたかもしれませんね。
首を伸ばして葉を食べる草食恐竜が目に浮かびます。

さてそんな古いイチョウですが、裸子植物です。
むかーしに習ったアレですね。
胚珠がむきだしになっている種子植物で、ソテツやマツなどが仲間です。

裸子植物は実はできません。
銀杏は実ではなく種子なんです。

イチョウは、樹皮が厚く火にも強いので
江戸時代には火除け地にも多く植えられました。
排気ガスにも強くて
挿し木でも増殖可能なくらい生命力あふれる木なんです。

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銀杏は栄養価の高い種です

銀杏は種の中の胚乳という部分です。
胚の成長に必要な養分を蓄える部分なので、栄養価が高くおいしいです。
銀杏は殻をわって食べることができますね。

臭いが強烈な銀杏

茶碗蒸しなどに入っていたりしますし、
焼いて食べるのも酒のつまみとして人気です。

銀杏には脂質、タンパク質、糖質、ビタミンA群、ビタミンB群、
カリウムなどが含まれ栄養価が高いです。

効用としては咳止めや頻尿の改善、滋養強壮作用があるといいます。
また老化防止や美肌対策にもむいている食材なのです。

青酸配糖体胚を温めてくれるので、咳や痰に効果的ですし
カリウムむくみの改善に有効です。
ビタミンE抗酸化作用があり美容に効果的です。
ビタミンCも豊富です。メラニンの生成を抑制したり
コラーゲンの生成を促す効果があります。

ただし食べ過ぎには注意!
中毒を起こして死亡する例も過去にはあります。
一度に多く食べ過ぎると嘔吐や下痢、呼吸困難、
けいれんなどを引き起こします。
特に小さな子供はあまり食べ過ぎないよう注意してください。

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生き抜くイチョウの術が「臭い」

キレイなイチョウ、栄養価の高い銀杏と
すてきな秋の象徴であるイチョウ並木ですが・・・ニオイですね。
これが苦手です。

銀杏が熟して落ちて踏まれて臭います。
強烈な臭いです。

雌雄異株だけど、雌雄の区別は難しいようです。
だから街路樹にうえるのも雄株を植えたいけど
たまに雌株混じってしまいます。
(花粉はなんと1キロ先でも届くといいます)

雌株だと受粉して雌花が大きくなり、銀杏ができます。
普通のイメージの花とはちょっと違います。

イチョウの雌花はなんかカマキリの頭みたい

銀杏はおいしいのに、なんであんなにくさいのでしょうか。

銀杏の食べる部分(胚乳)は皮に包まれています。
この外層には酪酸とペプタン酸が含まれていて
臭いのもとになっています。
熟した銀杏はこの外皮が臭いを放ってるんですね。

酪酸は人の足のにおいの素になる成分です。
ペプタン酸は腐った油の臭いがします。

この2つが合わさってあの臭いが生まれます。
悪臭と悪臭は掛け合わされても
強烈な悪臭にしかならないことを実証しています。
また臭いがつくと取れにくいです。

でもこれもイチョウが生きぬく術なのです。
臭いと動物に食べられることがないですよね。

イチョウの実は非常に栄養価が高いのです。
動物たちには人気です。
だから臭いでけん制しようという知恵なんです。
長く生き延びるにはこれくらいの知恵がないとやっていけません。

それとも・・・もしかしたら草食恐竜は
この臭いが好きだったのかもしれません。

恐竜が食べることによって世界中にイチョウが散らばっていき
恐竜の滅亡によって1種を残して
イチョウも絶滅したと考えるとなんだかロマンですねえ。

ところでイチョウって実は「野生絶滅種」に指定されています。
今私たちが目にするのは人の手で植えられたもの。
野生種は中国に少ししか残っていないのです。
こんなにポピュラーなイチョウですが、意外と奥が深いのですね。



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