気分的なものもあるでしょうが、最近寝ても疲れがとれません。
なんだかすぐ疲れてしまうのです。
こうなると自分の機嫌をとる元気もなくなってしまいます。
むくみは腎臓の機能低下の始まりだと聞きますが
病院にかかるような病気までいかなくても
腎臓の機能が低下していると気づくのはどんな時でしょうか。

腎臓の機能低下症状
まず腎機能が低下してくると、やはりむくみがでます。
老廃物などのろ過・排泄が滞ってしまうのです。
そうすると老廃物がいつまでも血液中を巡るので
免疫力も落ちてきます。
風邪などもひきやくなってきます。
また血液を作ったり血圧を調整するのも腎臓の役目なのです。
貧血やだるさ・疲れを感じたり、夜間頻尿の症状も出てきます。
バランスの悪い食事や塩分多すぎな飲食、
睡眠不足も腎臓に負担をかける行動です。
こういった初期症状に気づいて対策が取れればよいのですが
加齢だろうと気づかないと
腎臓病へと進行してしまいます。
肝臓と共に沈黙の臓器と呼ばれ
自覚症状があまり感じられないため、気づいたら
病気に進行していることも珍しくありません。
放置していても自然治癒するわけではないので
気づいたら早めに診療を受けましょう。
特に健康診断でひっかかった人は要注意です。
腎臓の働きは、血液のクレアチニン(Cre)の値から計算します。
腎臓の機能が低下すると捨てられるクレアチニンが少なくて
値が高くなるのです。
クレアチニンを使って計算式でeGFR値を出しますが、
eGFRは、90-100ぐらいが正常範囲です。
一般的にはeGFR 5-10程度まで落ちてしまうと
透析や移植が必要な状態になります。
下がる時は一気に値が下がるので
eGFRが60未満の人は注意が必要ということになります。
ただ年齢にもよるのでeGFRが70だから大丈夫!とはなりません。
糖尿病、高血圧、慢性糸球体腎炎などが原因で
機能低下していることは多いようです。
では、どのようにすれば腎臓の機能が改善されるのでしょうか。
腎臓の機能改善には
腎臓は血管の塊の臓器なので、
血管を守ることが機能改善につながります。
血管を守るには、やはり「血圧」です。
高血圧になると、血管は傷つきます。
140mmHg以上、下は90mmHg以上になると、高血圧と診断されます。
そこで食事として気を付けるのは、
減塩とたんぱく質の摂りすぎ注意となります。
特に減塩ですね。
日本人は塩分摂りすぎ傾向が強いです。
1日の摂取量が6g未満になるようにしましょう。
朝食を抜くと血圧の上昇を促すので、朝食は摂りましょう。
カリウムを含む食材を食べることも推奨されますが、
皮つきピーナッツやチョコレートも血圧を下げてくれます。
飲み物としてはギャバ茶や杜仲茶、ぶどうジュースが血圧を下げてくれます。
皮つきピーナッツを毎日20粒食べると
8mmHg血圧が下がるという結果も出ています。
また少量のお酢を飲み続けると
塩分を4%減らした効果が得られるといいます。
日常的な運動も継続することが必要です。
激しい運動や長時間の運動は必要ありません。
少し汗ばむ程度の運動を続けることで
血流がよくなり血圧も下がります。
運動は降圧薬並みに血圧を下げるという話もあるほどです。
10分以上の運動を3回以上、30分以上運動するように
心がけましょう。
アルコールをたくさん飲む人は
お酒の量も控えめになるようにしましょう。
一合程度の適量を守り、休肝日などを設けていきましょう。
あとはストレスで血圧を上げないことですね。
ゆったりできる自分の時間を持てるといいのですが。
血圧を下げる飲み物
緑茶かウーロン茶を毎日湯飲み1杯飲み続けると
高血圧の発症リスクは46%低いという結果が出ていました。
緑茶のポリフェノールに抗酸化作用があり
血管の老化を防いだためと考えられます。
またカテキンは血圧の上昇にかかわる酵素の働きを
抑制もします。
杜仲茶も血圧を下げる飲み物といわれています。
副交感神経を活性化して血管を広げる働きがあり、
動脈硬化を防ぐ働きもあるのです。
そしてギャバ茶。
ギャバ茶は聞きなれないお茶の名前かと思いますが
緑茶の一種です。
アミノ酸を多く含み高血圧を改善する作用が認められていて
気持ちを落ち着かせてくれます。
静岡県立大学の研究によって生まれたらしいのですが、
日本人の飲みなれた緑茶で血圧が下がるなんて
大変助かりますね。
では私の大好きなコーヒーはどうなんでしょうか。
調べたところ、コーヒーを飲むと血圧は上がります。
飲んだ後1時間くらいは上がっていますが、
その後元に戻ります。
またコーヒーを飲まない人と1日4杯飲む人では
腎臓病での死亡リスクが低下する結果が出ていました。
どうやらお酒ほど気にしなくていいようです。
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