愛すべきプランクトンと健気なクラゲ

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プランクトンと聞いて何を思い浮かべますか。
私はジンベエザメのエサ、オキアミでしょうか。。

プランクトンはオキアミように小さいものだけでなく
2mを超えるものもあるんです。

流氷の天使流氷の天使

プランクトン撮影

今回のクレイジージャーニーは
プランクトンを28年間撮り続けている峯水亮さんの旅です。

2016年に日経ナショナルジオグラフィック
写真賞のグランプリ
を受賞している実力者です。

水中カメラマンは地上での撮影より難しそうですよね。
1年に300日海に潜るといいます。

プランクトンとは遊泳能力がなく漂っている生物のことを指します。

ヒラメやブリ、カニなどの稚魚もプランクトンに分類されます。
このように幼生の一時期だけプランクトンとして過ごすものと
一生プランクトンのものがいるんですね。

ホシムシ類の幼生は変わった形をしています。
ゼリーの形をしていて肉眼で見ると透明ですが、
撮影するとキレイな七色の神秘的な色に映し出されます。

ミノガイの幼生は青く光る羽のようにも見えます。
ハナギンチャクの幼生は白い器にオレンジの花が咲いているようです。

形もいろいろですが、きれいなプランクトンが多いんですね。
透明だけど撮影すると色んな色に見えます。
峯水さんはプランクトンは無限にいるといいます。

峯水さんがプランクトンを撮るきっかけとなったのは、クラゲです。
クラゲを撮影しようと思ったら
クラゲが撮れなかったんです。

透明な生物を撮影するのには、魚と同じ露出ではだめだったんです。
そこで調整したところ、キレイなクラゲが撮影できて
これを世の中に出したいと思ったところからが始まりです。

確かに紹介された峯水さんのプランクトンの写真は
どれも不思議な形の、
宇宙とかSFを感じさせるキレイな色合いのものです。

肉眼ではやはり透明に見えるんでしょうね。

久米島撮影

さて峯水さんの久米島での撮影旅に密着です。
夜に撮影に行くといいますが、夜の海は怖いですよねえ。

なんでも幼生の一時期をプランクトンとして生きるものの中に
浮遊期間を終える夜に沿岸部に戻ってくるんだそうです。
そこを撮影するんですね。

海底に仕掛けるライトを見せてくれますが
自転車のライトみたいなものが32個並んでます。
これを円形に並べて、照らされたプランクトンを撮影します。

峯水さんが考案したブラックウォーターダイブという方法です。
光に集まってくる・・というわけではないようです。

日が暮れる前にライトをセットしたいので
出発も急ぎます。

プランクトンは泳ぐ能力はないので流されて
潮目に集まることが多いのです。
水温や塩分の異なる水が接する場所に現れる線状の境目です。

大きいものだと親潮と黒潮がぶつかる潮目ですが、
小さいものだと河口の川の水と海水がぶつかるあたりなどにも潮目はできます。

そういうところは栄養分が豊富=プランクトンがたくさんいるのです。

カクレウオの稚魚撮影

さて、ポイントに着くともう真っ暗ですが
ライトを海底に設置していきます。
上からみるとなんだか幻想的です。

水深は10mのところで待機します。
ライトは点けているとはいえ暗い海の中
小さいプランクトンを見つけるのは大変です。

そんな中、カクレウオの稚魚を撮影できます。

カクレウオの稚魚は水草が長く浮いているような形です。
水草の葉と思ったものは、旗のように見えるので軍旗と呼ばれるようです。

名前を聞いてどこに隠れる魚なんだろう?と思ったら
一部のものはナマコの肛門に隠れるといいます。

え?そこ?と思いますよね。
成魚も細長いようなんですが、そこ入れるんですね。

というか、ナマコの肛門って安全なんですか?
もう頭の中にクエスチョンがいくつも浮かんできちゃいます。

プランクトン愛

峯水さんは愛情をもってプランクトンをこの子達と呼びます。
なんか・・・いいですね。
峯水さんのプランクトン愛が出ちゃってます。

プランクトンはぶつかったり、
水流で形が崩れて死んでしまうものもあるようです。
繊細です。

そして巻貝の幼生や、ソデイカの幼生、シャコの幼生も撮影できます。
海の青からか、透明だけど薄い青色に撮影されます。

テングハギの稚魚はもう魚の形をしています。
透明なので骨が見えますが、写真で撮ると青く見えます。
これはまさに幼生の一時期だけプランクトンな子ですね。

一部だけ違う色になっているのは、
エサを食べて発光しても光が漏れないようにということです。
銀色になっています。

イチメガサクラゲはカラフルな青と赤と緑に撮影されます。
筋肉質だとカサの中が七色に光るといいます。
足は青ですね。

ヌノサラシの稚魚は、初めて撮影したプランクトンです。
やはり内臓があるところは
黄色や橙色に光って移ってます。筋肉?なんでしょうか。

伊豆の撮影

伊豆の大瀬崎は、峯水さんのホームグラウンドです。
ここでは、昼間の撮影になります。
潮目に沿って泳いで撮影します。

若返りのクラゲ

水中は意外と透明度があってキレイです。
ベニクラゲモドキがいました。
クラゲの中に赤いクリオネがいる感じです。
やはり昼間は透明に撮影できますね。

ベニクラゲは不老不死のクラゲとして有名ですが、
そのクラゲの仲間です。

なんでもベニクラゲは環境が悪くなると、
成体から1つ前の幼生状態に戻るんです。
これが若返りで、不老不死といわれる所以です。

でもこれってどうなんでしょう。
何回でも若返りできるのかな。

このクラゲを研究している人もいるので
人間の若返りも近いかもしれません(?)

エイリアンのモデルもいた

タルマワシの幼生を撮影します。
エイリアンのモデルになったといわれているのは
クラゲをくりぬいて中に住んでいるからです。
メスはクラゲの中で子どもを育てます。

写真でみると
青と黄色でちょっと神々しい龍みたいに見えます。

バッカルコーンの元ネタ

ヒョウタンハダカカメガイは、透明だけどフクロウみたい。
中に青白く光るのも神秘的です。

峯水さんが以前70年ぶりに発見したといいます。
そんなに珍しいものなんですね。
クリオネの仲間です。
言われてみれば似ています。

クリオネってエサ食べる時は頭が割れるっていうのは
聞いたことありましたが、写真見ると
意外とキレイですよ。
怖いですかね・・?

頭が割れて触手みたいに6本くらいに分かれると
思うから怖いのかな。
写真では頭の部分が黄色に輝いてキレイに見えます

バッカルコーンっていいます。
聞いたことある!と思ったら
中川翔子さんが言ってましたね。

初!撮影

ムギワラエビの幼生は初撮影です。
生きた状態のムギワラエビ幼生を見たのは初かも!とのことで
テンションも上がります。

でも、なんだか足の長いクモみたいです。
ふわふわとクモが流れていきます。

健気なクラゲ

さて峯水さんが紹介してくれるのは健気なクラゲの話です。

ウチワエビはミズクラゲを乗り物にしています。
ミズクラゲの取った栄養を取って、
殺さないように利用して移動する手段にするのです。
うーん、なんてやつだ。

いくらクラゲが心優しい水の母だからって
ちょっと制裁与えたいくらいですよ!!

アジの稚魚はクラゲを頭から被って寝ます。
寄生虫が体につかないようにクラゲを被るんです。
クラゲ・・・なんでこんな目にばかり会うの。

そしてオワンクラゲから蛍光タンパク質が発見され
ガンの発見に役立っています。

人間の役にもたってくれてるのね、クラゲくん。
いや、クラゲさん!!

タカアシガニの幼生を撮りたいという峯水さん。
是非見てみたいです。
だってあんなに大きなカニの子ども時代って・・・興味あります。

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