月の石で硯を作る|「月の石」はきなこ味?

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硯なんて小学校の習字の時間で使ったきりではないでしょうか。
中学でも習字はあったのかな、なんて記憶もあやふやな限りです。

お習字・硯

硯が友達のイケメン制硯師

「硯(すずり)は友達」と語るのはイケメン俳優のような青柳貴史さんです。

青柳さんは浅草で硯を制作する4代目です。
書道に必要な道具を売っているお店もあります。

いろんな道具が売られています。
正直、何の毛だろうが素人にはわかりません。
ましてや硯なんて、形が違うならまだしも
全部黒いし全く分かりませんよ。200万とかいわれても。

硯とは石でできた墨をすり下ろす道具です。
硯の平に見える部分に水をたらして
固形の墨をすることで墨汁になります。

小学校の頃、水を墨ですりおろしてた時、
墨汁でいいんじゃないかと常に思っていました。
だって力込めてすっても全然薄いんだもの。

青柳さんは石を匂ったりなめたりして
異常な石へのこだわりをみせます。
それは、石を探して成型まですべての行程を
一人でやってしまう製硯師だからでしょうか。

やはりオーダーメイドの硯は違うようです。
書道をする方は違いが分かるのです。

すばらしい石には100万円の値がつくこともあります。
(まだ成型前なのに、ですよ?)

北海道産初の硯

青柳さんは、硯の原石を探しに北海道にやってきます。
硯の原料は本州から南で採れていますが、北海道では出ていません。

今回は北海道で初の硯を作ろうという試みです。
山の斜面で原石を探し始めます。
石を叩いて音を確認していきます。
叩いてカンカンと高い音のものを探します。

川の水で石をヤスリで擦って、「鋒鋩」があるかどうかを確認します。
「鋒鋩」がないと墨がすれません。

硯になりそうな石を4つ見つけますが、
もうゴツゴツで、安定しません。
その石を機械でちょっと平らに削っていきます。

そして今度は手で「墨をする部分」を平らにしていきます。
そしていきなり青柳さんが削った石をなめます。
これは、情報収集です。
北海道の石がどこの石に近いかを味で確認しています。

真ん中部分を少しへこませることができました。
次に「の」の字を描きながら磨き続け2日間。
長いですね。地道な作業です。

そして最後に化粧仕上げです。
硯に墨をしみこませます
そうか、墨をしみこませるから硯って黒いんですね。

そうして乾かすと硯が完成です。
四角くないところが通っぽいですね。
味があります。

願わくば、違いの分かる人に文字書いて欲しかった。。。

「月の石」の硯

そしてなんと青柳さん、
「月の石」で硯を作るといいます。発想がステキです。

月の石が売っているところへいざ出発です。
隕石マーケットらしいのですが、
青柳さんは200万円を握りしめて出かけます。
200万円で月の石ってどれくらいの大きさのものが買えるんでしょうか。

どこかで月の石みたことあるけど、売ってるものなんですね。
でも「鋒鋩」がないとだめなんですよね??
削らなくても「鋒鋩」があるってわかるのかな。

隕石マーケットにつきました。
でっかいラピスラズリとかアンモナイトも展示されてて楽しそうです。
あんな大きいのはいくらなんでしょう。

月の石に詳しい国立極地研究所の山口先生が同行してくれます。
砂漠には隕石が落ちていることがあるようです。
それを採取して国際機関に認定されれば、認定書に番号が振られます。

月の石はありましたが、そんなに大きくないのに
お値段、1000万円です。

青柳さんは触って「固くて加工できずに硯にできない」と判定します。
触っただけで分かるものですか。
石なんてみんな固い気がしますが。

会場でまた月の石を見つけます。小さいけど「鋒鋩」がありそうです。
お値段670万円!
ちょっと手が届かないですね。

青柳さんが購入したのは、500円玉サイズの小さな石です。
45万円です。うーん、やはりお高い。

手で丁寧に削っていきます。
ペロリと舐めて「きな粉みたい」と笑います。
情報収集ですよね。

月の石はきな粉味・・・。

しばらくして青柳さんは、硯ができたと笑顔です。
それを子供たちに見せて、月の石の硯で墨をすってもらいます。

ちょっと印象深いですよね。
月の石の硯なんて、私もワクワクします。
すってみたーい!
何か違うのかな。

最後に「書道が好きになった人」と質問すると
生徒たちが一斉に手を挙げます。
うれしそうな青柳さん。

このために月の石を探してたんですね。
書道離れが進む日本で、青柳さんの書道を広める創作は続きます。

墨をすって字を書いてみよう

最後にMC陣がお習字体験です。
水を2、3滴たらして、墨を「の」の字にすっていきます。

力は弱く擦っていきます。
あまり力こめて擦っちゃいけないんですね。

設楽さんが書いたのは「気」の字。
小池さんは「肉」「酒」「米」。好きなものだそうです。
松本さんは「わた」「志」「月」。「わた」は生徒が書いてた文字ですね。

みなさん味のある字ですね。
墨の濃さも十分でしたが、擦りやすかったのでしょうか。

なんだか私もお習字書いてみたくなってきました。
感化されすぎかな。

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