冒険家たちが一目置く「死のリスクを楽しむ」クレイジー探検家

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今回のクレイジージャーニーは、
山に登る時は、荒天時を狙う田中幹也さんです。
「普通は誰も登ったことのない山に登りたい」とかですよね?

八甲田山の樹氷樹氷

才能がないと生きてるの?

田中さんは、死のリスクがない登山はやりがいがないといいます。
なんかぼーっとひなたぼっこしてそうな
雰囲気あるのに、すごい人です。

例えば冬の富士山は、風が強い時は本当に強く、
斜面がアイスバーン(スケートリンクみたい)になります。
ちょっと滑ったら「お終いの世界」です。
そんな死のリスクが伴う登山を楽しむクレイジーさんです。

田中さんは10代から20代まで
クライミングをやっていました。
でも田中さん曰くクライミングの才能ある
すごい人って早く死ぬんだそうです。

20代で生きてるならこれ以上やっても仕方ない、
とクライミングを辞めます。
いや、「生きてる=才能ない」って訳ではないですよ。

そしてカナダの厳しい自然に魅せられて20年。
だいぶ慣れてきてしまったところに
東北の厳しさを聞いてやってきたのです。

それにしても「凍傷で頬が腫れて目が見えない状態」を
夢の頂点と感じたという独特な感性はクレイジーです。

悟りを開いてる雰囲気

よく生きてるなあ、と思いましたが
やはり凍傷で足の指を切断したり、
目が開かなくなったりすることもありました。

その極限の状態がテンション上がるといいます。
うーん。分からない・・・。
私はクレイジーではないと確認できました。

とにかくむちゃくちゃですが、
植村直己冒険賞も受賞しちゃうすごい人なんです。

松本さんは、目がギラギラしてないけど
桜庭和志さんに似てるといいます。
設楽さんも、ギラギラを超えて超越した悟りを開いた感じ、とのこと。

冬の八甲田山旅

雪山登山に同行しますが、ディレクターさん大丈夫でしょうか。
やってきた青森に今シーズン一番の寒気が来てます。

命知らずな登山へ出発

山が荒れて面白いとウキウキしています。
八甲田山・・・天気が荒れてたくさんの陸軍軍人が遭難死したとこですよね。

でもディレクターさんが「僕もついていけますか」と聞くと
田中さんはひょうひょうと「大丈夫ですよ」
「仲間とボードに行く感じで・・」と回答します。

え、本当ですか。
八甲田山の麓地点で3mの積雪ですよ。
今回は山岳カメラマンの中島さんが同行してくれます。

でも中島さんも「普通なら登山しない」という天候です。
やっぱり田中さんはウキウキと早く登りたい様子です。

そんな田中さんが目指すのは山頂ではありません。
自然と戯れることが目的なのです。
まだ麓なのにホワイトアウトっぽい状態です。

車が来ても真っ白でよく見えません。
いきなりここから山に入ります、と
雪をかきわけて登っていきます。

しばらく登って「さあ、来てください」と言われるディレクターさん。
雪に沈まないように「ワカン」を靴につけて
本格的に登っていきます。

でも太ももあたりまである雪を
手でかきわけて登っていきます。
「ワカン」つけてないと
胸まで沈むといいますが、これは楽しいのでしょうか。

もう体力消耗ハンパないですね。
傾斜がきつくなると、
ザックを置いて身軽になって手で雪をかきわけ
しばらく登って道を作っては
引き返して荷物を背負って作った道を上ります。

本当に罰ゲームみたいに見えます。
1時間かけて100mしか進めません。
もう雪は身長より高くなりつつあります。

「木には雪が積もってるので近づかないように」と注意を受けます。
結構積もっているので風で落ちてくると
雪崩のようになるのです。

ごはんは唯一の楽しみではない

3時間で300m進んだところで、テントを張ってごはんです。
夕食は「手間暇かけたくない」とチョコとクッキーです。
カロリーは高いけど、非常食みたいなもんですよね。

中島さんは冬登山の楽しみは
食べることしかないといい「考えられない」と言います。
そうですよね!あったかいおいしい物食べたい!
田中さんは霞を食べて生きていける人なのかも。

冷静な判断できる人、なのに

次の日は天気がだいぶよくなってきました。
晴れ間も見えます。
田中さんはちょっと残念顔。

歩みも普通に順調です。
そうするとディレクターさんがついていけない
ペースになっちゃいました。
田中さんも中島さんも山登りのプロですもんね。

標高が高くなってきたところで
また天候が崩れてきました。
ホワイトアウトです。

そうすると田中さんは俄然うれしそうです。
「やっと八甲田山らしくなってきた」

そうすると樹氷が出てきました。
雪像がぼこぼこある感じです。
結構量も多く、大きさもあるんですね。

そして田中さんが決断を下します。
「これ以上いくと引き返せなくなるので、ここで断念」

「ひとりなら自分が死ぬだけだけど、
同行者がいる時は事故らせるわけにいかない」と
素晴らしい常識範囲内の判断でした。

そして無事麓へ戻ります。
が、またこれから一人で山に入ると言い出します。
うそでしょー。全然常識範囲内じゃない。
折角荒れてきたのにもったいない・・ってことですか。

同行者がいなければ絶対山頂まで進んでましたね。
荒れてても行けるかどうかの
境目を見極めるのが楽しいのだと田中さん。
もう無の境地的なところへ行ってしまってるのでしょうか。

動画は身だしなみが大事

高いビルの清掃などをする田中さん。
確かに高さに恐怖は感じなそうです。

「夏は沢登りをする」と動画を撮ってみせてくれます。
やはりクライミングの血が騒ぐのでしょうか。

一人で行くのでうまく撮れずに
何回も撮り直した(=登っては降りて動画確認してまた登った)という
こだわり派

小池さんが「コースがだめでした?」と聞くと
一言、

「シャツがめくれてたから」

「女子かー!」とタカアンドトシになって
ツッコミたくなりましたよ、幹也さん。。。

でもすごい人なんです。

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