くしゃみをした時、急に走り出した時
ひやっとすることありませんか。
そう、ちょび漏れの恐怖です。

ちょび漏れショック
40代以上の女性のうち40%の人が尿漏れを経験しています。
実際尿漏れを体験すると、ちょっとショックですよね。
原因としては出産や加齢、遺伝といわれています。
くしゃみなど腹圧がかかった時に失禁してしまったり
骨盤底筋の筋力が低下したり
骨盤底筋が生まれつきやわらかい人もいます。
また急に抑えきれない切迫した強い尿意が起こって
トイレまで間に合わない場合もあります。
おりものシートを代用している人が大半です。
でも、根本解決にはなりませんよね。
そこで根本解決するには、骨盤底筋です。
でも骨盤底筋を鍛えることで8割の人が改善するといいます。
骨盤底筋を鍛える
朝、昼、夜と10回体操することで骨盤底筋を鍛えていきましょう。
尿漏れパッドを使って様子をみつつ
体操を続けていくことで軽度な尿漏れは改善されます。
体操は最低3か月は続けてください。
女性は男性に比べて尿道が短く直線的なんです。
それに加えて骨盤底筋は男性より弱いのです。
妊娠では、骨盤底筋は胎児の重みでたわみます。
また閉経して女性ホルモンが低下すると骨盤底筋も弱くなります。
閉経による尿漏れは、女性ホルモンの補充も併せて
行うことで改善が見られます。
骨盤底筋を鍛える体操
では、骨盤底筋を鍛える体操をやってみましょう。
①まっすぐ立ちます。
体の力を抜いて、お腹とお尻にそれぞれ手を当てます。
肛門と膣をキュッと締めて緩めます。
これを3回繰り返します。
②次に肛門と膣をギューッと締めて緩めます。
これを3回繰り返します。
③次に肛門と膣を締めながら体の中に引き上げるように
ゆっくりグーっと力を入れて、ゆるめます。
おならを我慢する感じです。
これを3回繰り返します。
この体操を朝、昼、夜とこまめに繰り返しましょう。
どうしても感覚がつかめない場合は、
医療機関でも教えてくれるところがあります。
女性泌尿器科を訪ねましょう。
水分を飲みすぎない
水を飲みすぎると、ちょび漏れしやすくなってしまいます。
水分を取らないのも脱水につながるので問題ですが、
知らない間にちょくちょく飲んでいると
水分摂りすぎの場合もあります。控えてみましょう。
コーヒーやアルコールは、カフェインが含まれていて
ちょび漏れにはよくありません。
控えめ量でいきましょう。
コーヒーが飲みたい場合は、インスタントコーヒーに
シナモンを加えるとよいです。
インスタントコーヒーはカフェインが少なめです。
シナモンは体も温まり、女性ホルモンがアップします。

体を温める
体を冷やすとやはりちょび漏れを促進してしまいます。
体は温めましょう。
ホルモンバランスも整っていきます。
まずペットボトルに100mlの水を入れ、
200mlの70℃くらいのお湯を入れます。
腰やお尻の上にあるツボ次髎(じりょう) 、中髎(ちゅうりょう)に
3~5秒当てては離し、5回ほど繰り返します。
寝る前に行うと効果的です。
ゴボウやカボチャ、ニンジン、ニンニクや
あんずやイチジクなどのドライフルーツも体を温めます。
積極的に摂りましょう。
体を温めるには、首、手首、足首を温めると効果的です。
暴飲暴食も体を冷やすので、無茶しないようにしましょう。
効果的な漢方薬は
体の冷えや腰痛がある人や頻尿がある場合は、八味地黄丸です。
おしっこの1回の量を増やすには、猪苓湯です。
ちょび漏れや残尿感、排尿痛がある人は、五淋散です。
効果を実感するのは3か月ほど続ける必要はありますが、
試してみてはいかがでしょうか。
漢方薬は、食事の30分前と食間(食事の2時間後)に飲みます。
判断が難しい場合は病院へ行って診断を受けるのも
ちょび漏れ解消の近道かもしれません。
またちょび漏れで臭いが気になる時は、
消臭スプレーと替えのショーツを用意しておくと安心です。
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